2013年12月26日木曜日

クリスマスイブは能「鉄輪」に間語りで出演

能「鉄輪」かなわは、夫を新しい女に取られた、前妻の激しい嫉妬を描いた物語。私は隣の女として、オリジナルな役で、他人の家の事情に興味深々の叔母さんで、その立場から、解りやすくストーリーを語ります。
男と女の愛憎劇は、今も昔も変わらぬと言ったところでしょうか。
鉄輪の隣の女のお衣装。美しい鶸色です。かずら帯いいでしょ!


「石橋」しゃっきょうは、能の中でも最も豪華で華やかな演目とされ、特に獅子が牡丹の花に戯れ舞う場面は、太鼓、大鼓、小鼓、笛の何とも調子のいい響きと、煌びやかさ、又それに融合する謡の美しさを見ると、改めて、日本の伝統文化の素晴らしさを再認識します!
私は能楽を、私の立場だからこそ出来る方法と言葉で、多くの方にお伝えして行きたいと思っています(^o^)/
私の先生、久田三津子先生。鉄輪の前シテを哀しく深く演じられました。久田勧鷗氏が、後シテ。迫力ある呪いのシーンに!同氏の脚本。


お陰様で、私の間語りは、皆様にとても解りやすくなった、楽しかったと好評を頂戴し、ようやくお役に立てたとの思いにホッとしました(^_^)

今までに例を見ない、お囃子や地謡の意味合いなどの話も盛り込んだ構成で、出演者の方々からも喜んで頂き、嬉しかったです‼
これからも、日本の伝統芸能を多くの方に楽しんで頂けるよう、私に出来る事を精一杯やって参ります。

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